第5章:人類の誕生
アウストラロピテクス 猿人
ホモ・ハビリス ホモ・エレクトス 原人
ネアンダルタール人 旧人
ホモ・サピエンス 新人(現世人類)
動物−脊椎動物−ほ乳類−サル目−ヒト科−ヒト属
種類 | 分類 | 脳容積 (ml) |
オランウータン | ヒト科 | 411 |
オランウータン属 | ||
ゴリラ | ヒト亜科 | 約500 |
ゴリラ属 | ||
チンパンジー | ヒト族 | 394 |
チンパンジー属 | ||
アウストラロピテクス・アフリカヌス(二足歩行の猿人) | ヒト亜族 | 441 |
ホモ・ハビリス(オルドワン石器文化?) | ヒト属 | 640 |
ホモ・エルガスター(アフリカから中東・ロシア・アジア各地へ) | ヒト属 | 700-1100 |
ホモ・エレクトス(ジャワ原人・北京原人など) | ヒト属 | 1040 |
ホモ・ハイデルベルゲンシス | ヒト属 | 1100-1400 |
ホモ・ネアンデルターレンシス | ヒト属 | 1450 |
(20万年ほど前に誕生の旧人、大きな脳を持ち或る程度の言語能力) | ||
ホモ・サピエンス・サピエンス | ヒト属 | 1350 |
(20万年ほど前に誕生した新人、現人類の祖先、世界各地に拡散したが共通の祖先はアフリカのミトコンドリア・イブ、言語・抽象的思考能力を獲得、社会を形成) |
Wikipedia(ヒト科)より
人類の最大特徴は”直立二足歩行”
直立二足歩行の最古の化石は400万年前のアウストラロピテクス・テナメンシス
人類が直立二足歩行をはじめた理由
視野拡大説、食糧供給説(より多くの食料を運べる)熱射病回避説、威嚇説
道具使用説、エネルギー効率説、腰椎横突起の突然変異説
脳の大型化(寒冷化に対応する試練の中で)
石器の使用(250万〜260万年前のオルドワン文化、150万〜170万年前のアシュール文化)
火の使用
ホモ・サピエンスに至って言語・抽象的思考能力を獲得、社会を形成
定住と農業の開始(1万数千年前、氷期に耐え温暖化が始まる頃)
→集団のリーダーが生まれ富の格差が生じてきた
5500年前 メソポタミア文明
以下クリストファー・ロイドのベストセラー“137億年の物語”より
アウトラロピテクス(猿人)約400万年前〜200万年前
約200万年前に ヒト属とチンパンジー属が分離
ヒト属(ホモ属)
ホモ・ハビリス 約230万年前〜180万年前 猿人と原人の中間
ホモ・エレクトス(原人) 約180万年前〜5万年前 北京原人・ジャワ原人を含む
ホモ・サピエンス 約180万年前 ホモ・エレクトロニクスとの共通祖先から分離
約40万年前〜2万年前、ヨーロッパに生息したネアンデルタール人は
現在 ホモ・サピエンスの一種と考えられている
(ホモ・サピエンス・ネアンデルターレンス)
現在唯一生き残った人類は
ホモ・サピエンス・サピエンス
コイサン語族(アフリカ人)コーカサイド(ヨーリッパ人)
モンゴロイド(中国・アメリカ先住民)アポリジニ(オーストラリア先住民)
ホモ・サピエンスの旅 アフリカ→インド・中国→オーストラリア(アポリジニ)
アフリア→中東からヨーロッパへ(クロマニヨン人)→イギリス
アジア大陸から歩いてベーリング地峡を経て北米大陸へ→パナマ地峡から南米へ
自然と調和した生活 狩猟採集民 アルタミラ洞窟壁画(約2万年前)
この時期 14000年前〜11000年前 暖かい時代(間氷期)が到来 大型哺乳類が大量絶滅した
何故か? @寒い環境では大型動物が有利
A無防備だった大型動物が人類に刈り尽くされた
B気候変動で豊かな草原地帯がサバンナに変貌→大型動物にとって食糧危機
約1200年前から 動物の繁殖と改良(牧畜)と植物の栽培(農耕)が始まった
種の“人為選択” 農耕牧畜 定住 都市 国家
生産性向上 人口増し 鉱工業職人 商業 疫病 交通 会計
貨幣 神官・呪術師や宗教 法律 軍備
手探りながらやっと“有史”にたどり着きました